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眠りのメカニズムや実態

他人事ではない不眠

5人に1人が感じている不眠の症状

あなたは普段の自分の睡眠に満足していますか?

不眠は、「眠れない」という夜間の症状だけではありません。
日中の眠気や、だるさ、集中困難など、心と身体にさざ
まな影響を及ぼします。

ストレス社会ともいわれる現代社会において、不眠の訴えをもつ人は年々増加しています。日本人成人の5人に1人が何らかの不眠の症状を感じているという研究報告があります。

「眠れない・・・」と悩んでいるのは、あなただけではないのです。

「不眠の症状」はこちら

どうして不眠になるの?

不眠の原因はさまざまですが、その一つとして考えられるのが、「睡眠」と「覚醒」のバランスの乱れ
にあります。

眠りたい時に、何らかの理由で体を「覚醒」させる機能が「睡眠」を誘う機能よりも上回ってしまった
場合、不眠がおこるという仮説が報告されています。

不眠とは睡眠よりも覚醒が勝っている状態 覚醒の原因:「アルコール/薬の影響」「うつ病などの精神疾患」「ストレスなど」 睡眠不足の原因:「生活習慣病/脳神経疾患/呼吸器疾患など」「睡眠習慣の問題・睡眠リズムの乱れ」

櫻井武 睡眠の科学 講談社ブルーバックス 2010 p145. より作図

不眠症と他の病気には関係がある?

他の疾患や薬物の影響が原因で不眠の症状がおこることもあります。逆に、不眠症状が長く続くことに
より、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病やうつ病を引き起こすリスクが高まるというデータもありま
す。

※相対リスク
日本人約3,000人を2年間追跡した調査
Okajima I et al. J Clin Psychiatry 2012;73(3):377-383.

 

糖尿病 約2~3倍
高血圧 約2倍

※ハザード比
日本人男性約2,600名を8年間追跡した調査
Kawakami N et al. Diabetes Care 2004;27(1):282-283.

※※オッズ比
日本人男性約6,000名を4年間追跡した調査
Suka M et al. J Occup Health 2003;45:344-350.

不眠症はさまざまな病気に関連する(海外データ) この横断的、かつ後ろ向き研究は、772名の男女(20₋99歳)の地域社会に基づいて、事故報告測定を用いて行った。

「眠れない」を放置しないで

質の良い睡眠は、健康的な生活に欠かせないものです。

自宅でできる不眠改善のための工夫もたくさんあります。医師からのアドバイスとあわせて、ぜひできることから実践してみてください。

「快眠のためのセルフケア」はこちら

また、「最近あまりよく眠れないな」と感じたら、早めに医療機関を受診して適切なアドバイスを受けましょう。

「病医院検索」はこちら

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